こんにちは、さくらです。
一般的によく売られているカニの種類は、タラバガニ、ズワイガニ、毛ガニの3種類です。
カニの選び方に迷っている人は、まずは味、大きさ、食べやすさからイメージをして購入することをおすすめします。
タラバガニの特徴や値段
- 名前/たらばがに/鱈場蟹
- 主な生息地/朝鮮沿岸、日本海、オホーツク海、カムチャッカ、ベーリング海、アラスカ沿岸の北極海
- 語源/昔、鱈(マダラ)の延縄(はえなわ)・漁によくかかってきたもので、鱈の生息する深海にいるかにという意味
- 地方名/小林多喜二の(蟹江船)のカニはタラバガニ
北海道でカニと言えば本種かケガニのこと。
アブラガニなどと区別するために(本たらば)などとも言われています。
また北海道の釧路では未生体を(アンコ)、さらに小さいものを(クラッカ)と呼ぶ。
エビとカニの中間的存在
カニという言葉は古代からありますが、今日では真性のカニの仲間とタラバガニの使われていますよ。
タラバガニは(キングクラブ)とも呼ばれるものの、じつは厳密にはカニの仲間ではなくて、海辺の磯などにいるヤドカリに近い種で、エビからカニへと進化する途中の種なのです。
これにはビックリですね!
ただ、ミソが少ないので、カニとは料理方法が多少このなるが、味は真のカニ以上です。
タラバガニは年間通して美味
ここもよく勘違いする人もいますが、タラバガニは年間通して美味しいので、カニと言ったら冬のイメージが強いですが、実は通の人たちは普通に夏も食べていますよ。
直接買いに行く人へ
選び方のコツは、全体に大きいものは充分成長していること、
これはしっかり身が詰まっているのです。
そして、殻を押してみてやわらかいものは、脱皮後間もない証拠なので、水っぽく身が詰まってないので避けてくださいね!
また、味の点では段違いにオスに軍配が上がります。
タラバガニには、脚の裏側にも色素があって、アブラガニにはないのです。
だから、買う時は特にここで見分けましょう。
タラバガニの一般的な食べ方
蒸しガニ
タラバガニにはミソがほとんどないです。
そのため甲羅をはずしてむすのがいちばんですね。
材料(2人分)
タラバガニ2杯
作り方
- 家庭用の鍋や蒸し器に入らない場合は、甲羅をはずして、脚を左右に割る
- 蒸し器に入れて、中火で20~30分蒸すだけ。
刺身もいいけどしゃぶしゃぶもオススメ!!
刺身は生のまま包丁で殻むき、軽く氷水の中で振る。
これも一興ではありますが、むしろしゃぶしゃぶにして熱を通したほうが美味。
なぜかと言うと…甘みと旨みが増すのです!
そして贅沢に味わいたい人は、焼きガニで食べるのがいちばんですね。
ちょっとぜいたくな気分をあじわえるのが焼きガニです。
できれば炭火をおこして焼きながら食べてほしいですね。
花咲ガニの特徴や値段
これは、花咲ガニですが、アブラガニにもよく似ています。
「油蟹」アブラガニは、すべてロシアなどからの輸入ものですよ。
タラバガニそっくりなので、偽装事件が起こったこともあります。
それでも、アブラガニは安くて美味しいですよ。
一方で花咲ガニは、ちょっと脚が短く、タラバガニよりもトゲが長くて鋭いのが特徴です。
見た目はトゲだらけで調理するのがめんどくさく思いますが、
ゆでて食べると特徴のクセもあるので、みそ仕立ての(鉄砲汁)にするとクセが気にならず、とてもおいしいですよ。
ズワイガニの特徴と値段
- 名前/ズワイガニ/クモガニ科
- 主な生息地/北極海のアラスカ沖、グリーンランド西岸、北米の大西洋、太平洋沿岸からベーリング海、南米のチリ沿岸・オホーツク海から日本海。
- 語源/頭(甲羅の部分)が脚に対して小さいため。
- 地方名/鳥取、島根、兵庫などで(マツバ(松葉)ガニ)
福井では、越前(エチゼンガニ)
また60年代など日本海側などでタラバガニとも呼ばれたこともあったんです。
しかも、オスとメスはまったく価格も別扱いです。
メスは山陰で(セイコガニ)丹後で(コッペイガニ)、北陸で(コウバコガニ)とも呼ばれていました!
ズワイガニはオスとメスの値段の違い!
ズワイガニは「松葉ガ二・越前ガニ」として有名です。
ただ、これはオスのこしょう「呼称」です。
メスは「香箱ガニ・セイコガニ」などと呼ばれ、値段の面からもじつはとても庶民的なものです。
一方オスは、海外から大量輸入されますが、メスは国産もので、内子のおいしさから貴重です。
国内では日本海と太平洋側で獲れ、ロシア、アラスカ、カナダでも大量に獲れます。
ちなみに、市場で販売されている「松葉ガニ」とは、ズワイガニの雄のことを指しています。
輸入ものが増大
ひと昔前は日本海の冬の風物詩で非常に高価だったが、近年ロシアなどからの輸入ものが増え、いつのまにか手の届きやすいものに。
日本海のものに比べれば味は劣るが十分に美味なのです。
生きていても輸入もの?
国内水揚げ量は6,000トン前後で、輸入量は3万~6万トンで、圧倒的に輸入ものが多いのです。
だから、タグが付いているものは国産。
付いてないものはほとんどロシアから輸入したものです。
メスはサイズが小さいこともあり、価格の方も松葉ガニ「ズワイガニ」に比べてリーズナブルになっています。
ズワイガニのゆで料理
一般的にはゆでがおすすめ。
ポイントは、必ず生きているものをゆでること。
材料(2人分)
・ズワイガニ…2はい
・水…大型の鍋にたっぷりの量
・塩…水に対して約4%(5リットルなら約1カップ)
作り方
- 鍋に湯を沸かして、約4%前後の塩を溶かす。次に味をみるとかなり塩辛く感じる程度。
- 甲羅を下にしてカニを入れ、20分前後ゆでる
- ゆであがったら甲羅を上にしてザルに取り出す
また、ベニズワイガニは、ズワイガニより深い水深1000mに生息しています。
なので、茹でる前から赤いのこの名に。比べると多少水っぽいがおいしい。
毛ガニの特徴と一般的や値段
- 名前/毛がに/鱈場蟹
- 主な生息地/島根県以北日本海、茨城県島以北太平洋、北海道。サハリン、オホーツク海、千鳥列島、カムチャッカ、アラスカ沿岸
- 語源/毛が生えているカニという意味
- 地方名/オオクリガニ
ミソがおいしいカニの代表格
脚が短く少ない代わりにミソが美味しいのが、このケガにです。
このミソのおいしさから、北海道ではもっとも好まれているカニです。
煮カニ、活けガニの出荷から始まり、北海道でしか食べられなかったものが日本全国で楽しめるようになったのは60年代半ばのことです。
今まではあたりまえのように通販などで手に入りますが、歴史は意外に浅いのですよ。
国内ものの旬は秋冬
輸入ものもあるが、ズワイガニなどよりも流通量が少なく、値段は高値で安定しています。一年を通じておいしく、あえて旬はといえば本来の国内物は浅場にいる秋から冬です。
中には「オシャマンベ黄金の毛ガニ」と呼ばれる、カニみそが倍ですが年中おいしくいただけます。
毛ガニの選び方
直接購入する人は、持って重いもの。
裏返して外子(外側に出ている成熟した卵)の多いものは避けること。
メスは身の味もよいですが、脚が細く食べ応えがないですよ。
しかし内子(卵巣)が身以上においしく、これがメスガニの価値を高めているのです。
ただ、あまりお店側も手で触ってもらいたくないとこもあるので注意してくださいね。
オスって焼きもち?
毛ガニのオスはメスよりも大きく、なぜか焼きもちき。
メスをつかまえてやさしくだっこして脱皮を促し、交尾をします。
しかも、あとでほかのオスと仲良くならないように、生殖孔に栓までします。
毛ガニはとにかくミソが濃厚で美味しいよー!
身は甘みもあって非常に美味しいですが、なぜか物足りない量しか取れない。
高価なわりに食べ応えがないのを、補って余りあるのがこのミソなのです。
おいしい茹で方は?
タラバガニは蒸した方がよいが、毛ガニはゆでた方がいいですよ。
ゆで方はズワイガニと同じです。
カニの選び方や保存方法「ちょっとした豆知識」
カニのゆでガニの選び方
市販のカニには、「生きているもの、生のまま冷凍したもの、茹でて冷凍したもの」の3つがあります。
そこで、いちばん多いのがゆでガニです。
できれば凍ったものがよく、重みのあるものを選ぶこと。
解凍したものなら、体液の出ているものは避けてくださいね。
冷凍ガニの選び方
きちんと低温で冷凍されているかをチェックします。
とくに、ゆでたものではなく生を冷凍したものの場合は、乾燥防止に吹きつけた氷が溶け出していないかを確認して見てください。
缶詰を食べよう
タラバガニやズワイガニが原料のものは王者級の味わいなのです。
少し大げさかもしれませんか、ちらし寿司のほか、せいたくにパスタやピザなどに使っても、料理をグッと豪華にしてくれますよ!
ネットでおすすめのカニショップは?
ネットでおすすめのカニ専門店は、らっしゃいかに市場が熱いですよ!
ここではタラバガニやズワイガニ、毛ガニやおすすめの花咲ガニなども揃っています。
これから、カニの購入に悩んでいる人、人数分で探している人、値段やギフトのプレゼントなどにおすすめの人気カニのランキングなど、らっしゃいかに市場の口コミや評判などを別ページにまとめています。
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