まず、事故や火事、水害、地震などで被害を受けた人には、相手が必要としている手助けをするのが何よりのお見舞いになります。
まずは先方の安否を確認して、被害の状況を把握しておきましょう。
近くに住んでいる場合には、バケツや軍手など、とりあえず必要なものを持って駆けつけて、片づけや復旧作業の手伝いをしたり、自宅に子どもを預かるなどの手助けを申しだします。
また、被害の状況に応じておにぎりやサンドイッチなどの「食べ物、飲料水、衣類、食器、寝具、現金」など持っていくと、喜ばれます。
まずは、それぞれのお見舞いに合わせて金額をまとめました。
お見舞いの金額の相場
相手との関係にもよりますが、、友人、知人で5千円、親戚で5千円~1万円くらいを目安に。
親しい間柄であれば、さらに多い金額にしてもかまいません。
- 相場は、3,000円~10,000円
- 友人・知人・恩師・・・5,000~10,000円
- 会社・職場関係・・・3,000~5,000円
- 隣人や近所・・・3,000~5,000円
- 親類・・・30,000~
お見舞いに途方で駆けつけられないときは?
途方の場合には、お見舞いの品かお金を贈りますが、できるだけ相手の希望を聞いて、必要な食料品や衣類、日用品などを優先的に送るようにします。
お金はどんな場合にも役に立つので、送ったときには現金を贈る方が喜ばれます。
確認もせずに不要になった衣類などを送りつけるのは、かえって失礼になるのでやめましょう。
誰にいつ贈ればいいの?
親戚、友人、知人が被害にあったという情報が入ったら、相手の安否や被害の様子が確認できしだい、できるだけ早く贈ります。
ただし、状況がわからないまま、むやみにお見舞いを送りつけても迷惑になるので、あくまでも情報収集が先と考えたほうがいいでしょう。
お見舞いの贈り方の決まりは?
お金を贈るときは、のし袋は使いません。
白い無地の封筒に(御見舞)と上書きして包みましょう。
品物を贈るときも、のしのついたかけ紙は使わずに、水引なしの短冊(御見舞)と上書きをします。
お見舞いのお返しはするもの?
とくにお返しをする必要なないですよ。
無事に復旧して落ち着いたところで、お札状を出して様子を知らせるようにすればいいでしょう。
ケガや病気のお見舞いはどんなものが喜ばれるのか?
まずは容体を確認してから見舞います。
病気やケガをすれば、何かとお金がかかるものですね。
入院を知らされたら、まずは家族に電話でお見舞いを述べて、容体を確認しましょう。
身内やごく親しい人を除いて、入院直後や手術直後にお見舞いに行くのは控えます。
病院に持って行ってはいけない贈り物
生花は、衛生上の問題から持ち込みを制限している病院もあります。
また、花瓶の用意や水替えの手間がかかるので、かえって迷惑になることもあります。
なので、病室の状況を確認してから贈るようにしましょう。
また、病状がはっきりしないうちは、食べ物を贈るのは避けておいた方が無難です。
もし持っていく場合には、家族や入院先に食事制限等がないかを、きちんと確認してからしましょう。
鉢植えは(根づく)が(寝つく)を連想させることから、お見舞いにはタブーとされていましたが、最近では、手間がかからない、長持ちすることなどから贈っていいとの解釈も。
白一色の花束や白と黄色の菊、ホウセンカ、キンセンカなどの仏花。
枯れると首から落ちるツバキはNGですよ。
香りが強すぎる花、花粉が落ちやすい花、手入れが面倒な花も避けます。
その他にも、血の色を思わせる真っ赤な花や香りの強い花も避けてくださいね。
パジャマも「寝つく」につながるので、嫌がる人もいます。さらに、目上の人には、直接身につけるものや下着、スリッパなど腰から下に着けるものは避けましょう。
お見舞いは誰にいつ頃までに贈るの?
お見舞いは、知らせを聞いたらすぐに贈るのが基本ですが、あわてて病院に駆けつけると、相手の迷惑になりますよ。
まずは家族や入院先、または職場の人に連絡をして病状の確認を。
そのうえで本人に面会ができるようであれば、入院先などにお見舞いを持参して直接渡します。
病状がすぐれないなどの理由ですぐにお見舞いができない場合は、付き添いの家族に渡すか、手紙を添えて自宅か入院先に送るようにした方がいいでしょう。
本人と面識がないときは?
友人の家族や夫の職場の人、子供がお世話になっている人など、直接会ったことがない人にお見舞いを贈るときには、多少の配慮が必要です。
面識のない者が入院先へいきなり行くのは不自然だし、相手も気を使うので、やはり遠慮しておいた方が無難です。
友人や職場の人に託すか、手紙を添えて贈る方がいいでしょう。
また、同じ立場の人たちと連絡を取り合って、お見舞いの金額や取りまとめ方について、事前に相談する気づかいをすると好感度アップです。
何度も様子を見に行くときは、毎回お見舞いをもっていくの?
入院が長期になった場合には、親しい人であれば、相手の負担にならない程度に、できるだけ顔を出してあげたほうがいいでしょう。
お見舞いを持っていくのは、最初の一度だけでかまいません。
それよりも(何か必要なものはない?)と声をかけて、買い物や用事などを手伝ってあげた方が喜ばれます。
怪我や病気の金額はどれぐらいなの?
相手との関係にもよりますが、友人や職場の人で5千円くらい。
親戚で5千円~1万円くらいを目安にすればいいでしょう。
おつきあいの程度によっては、さらに金額を多くしてもかまいません。
お金を贈る場合には、(死)や(苦)につながる4と6(無)、九(苦)の数字は避けるようにします。
贈り方の決まりってあるの?
お金を贈るときは、左端や中央に赤い線が入った市販のお見舞い用の袋か、淡い花柄などが入った封筒に(御見舞)と表書きをして使います。
ただし、白一色の封筒は、弔事の心づけなどを包むことが多いので、お見舞いに使うのは避けた方がいいでしょう。
品物を贈るときは、のしのついたかけ紙は使いません。
かけ紙をする場合には、水引なしの短冊にして(御見舞)と上書きをして使います。
お返しするものは?
本来は病気が全快したら、お世話になった人、お見舞いをいただいた人を招いて、祝いの席を設け、それをお礼(お返し)としていました。
でも、今は快気祝いとして配りものをすることが一般的です。
頂いた品物やお金の3分の1から半額程度の品に、紅白結びきりののし紙に(快気祝)(快気内祝)と表書きをしたものをかけ、お札の手紙を添えて贈ります。
品物は「病気が残らない」との願いを込めて、食べ物や使い切ってしまうものにします。
砂糖やせっけん、調味料などがよく使われますが、お菓子などでもいいですよ。
水引は「二度とないように」と紅白結びきりで、表書きは「快気祝」として、お礼状を添えます。
快気祝いは本来は内祝いですが、「快気内祝」の4文字を嫌って「快気祝」とします。
贈る目安としては、全快後、10日ぐらいをめどに贈ります。
快気祝いは必ずしなければないないものではありません。
全快した時に、その喜びと感謝をこめたお礼状を出すことでもいいですよ。
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